まだまだ利用者が少ないと言われている個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)。
この個人型確定拠出年金を6年前に開始した私の、現在の運用成績を今回は雑談がてら晒してみたいと思います。
『個人型確定拠出年金をはじめようかなと思ってるけど、ほんとうに儲かるの?』とか、『投資信託にお金を回すなんて、資産が目減りしちゃうんじゃないの?』と思っている方は是非、参考にしてみてくださいね。
個人型確定拠出年金の運用成果:
運用成績は掛け金に対して32.3%の増:
私が個人型確定拠出年金を開始したのは2011年…と、比較的良い時期にこの制度を利用しはじめた…ということもありますが、現在の運用成績は掛け金に対して32.3%と上々の結果となっています。
- 掛金合計:469.2万円
- 現在残高:約620.9万円
年度別の資産残高推移は?
年度別の資産残高推移は下記の通り。
2015年には伸び悩み…というか、資産の目減りが見られますが、やはりそこは毎月、コツコツと同じ金額を積み立てていくことが出来る個人型確定拠出年金。
ドルコスト平均法による分散効果もあってか、全体的に見ると良い利回りを得られている感じがありますね。
グラフにすると資産残高の伸びがわかりやすい:
これはグラフにしてみると一目瞭然。
右肩あがりの拠出金累計(掛金の合計のこと)の伸びよりも、いかに効率よく資産が膨らんでいってるかがわかります。
見事なまでに「お金にお金を稼いでもらう」ことが出来た結果となりました*1。
運用商品は何にしているのか?
もちろん個人型確定拠出年金は個人型確定拠出年金でも、運用商品を定期預金などにした場合にはこれだけの利回りを確保することは出来ません。
私の場合は日本株に40%、日本REITに10%、海外株に40%、コモディティに10%ほど投資した結果がこの形なので、安定的な運用を求めていた方にはここまでの利回りは難しいのかも*2。
- 定期預金などの固めの投資をした場合:安定性は高いが利回りがよくない
- 海外株への投資など強気の投資をした場合:安定性は悪いが利回りが良い
このようにこの辺の利回りは運用商品をどれにするかでだいぶ変わってくるものなので、みなさん自身で「自分はどれだけリスクが取れるのか?」を考えてもらえればと思います(年齢が若ければ強気でOK、50代以上ならやや弱気がおすすめなど)。
600万の残高=凄いのか?
ちなみに今回晒した私の残高は600万円オーバー。
これを見ると『すげぇ!』と思われる方は多いかもしれないんですが、実は正社員として10年くらい働いている方ならこのくらいの金額を厚生年金に対して支払っているものです。
要するに残高が見える個人型確定拠出年金か、残高が見えにくい厚生年金か。
そのくらいの違いでしかないので、私のような個人事業主はこういう制度を使ってでもどうにかこうにか自分の年金を作り上げなくてはいけないのですね(仮に確定拠出年金を使っていなければ老後の年金がほとんど貰えない)。
30年後の老後のために:
こんな感じで私は毎月、半強制的に68,000円を個人型確定拠出年金にまわしているんですが、今のところは節税効果あるなしに関わらず、この制度を使って良かったなーと思っています。
そして引き続き、20年、30年とこの制度を利用し続ければ、数千万円単位の年金確保が可能に。
さすがにそれだけの蓄えがあれば老後への不安がなくなるのかもとは思いますが、日本の財政が破綻してしまったり、そもそもこの制度自体が破綻してしまう可能性もゼロではないので、個人型確定拠出年金に頼りきるのではなく、様々な方法で老後にお金を回していきたいなと思っています(iDeCoの詳細は下記ページ参照)。
以上、個人型確定拠出年金(iDeCo)で、6年ほど資産運用してきた成果を晒してみる。掛金に対する上昇率は32.3%と、上々の運用成績です…という話題でした。
参考リンク:
老後にはいくら必要なのか…といった点が心配な方は下記記事も参考に。これを読めば今から備えておく必要性に、気付いてもらえるはずですよ。